みなさんこんにちは。
デンマークの首都コペンハーゲンで暮らしている凡人のyukiです。
デンマークといえば建築や芸術をはじめ、絵本のような街並みをイメージされる方も多いのではないでしょうか。ただ街歩きするだけでも街並みや看板デザインなど様々な発見も多いです。
しかし、いざ観光!と思うと、日本の約2倍と言われるデンマークの物価の入場料は大きいですよね。メインも観光の合間や、コペンハーゲンに住んでる人にとっても、無料の観光スポットはとても魅力的です。特に美術館は個人的に観光には欠かせないスポットなので、多くいけるほど得した気分になります。
そこで今回は、コペンハーゲンの無料で入場できる美術館をご紹介します。
私がコペンハーゲンに住んで知り得た、日時限定の無料公開日などもあるので要チェックです。
The David Collection
デンマークの弁護士・実業家のクリスチャン・ルートヴィヒ・デイヴィッド氏が収集したイスラム美術と18世紀ヨーロッパの美術品、応用美術、家具を所蔵する美術館です。彼はコレクションを美術館という形で後世に残すことを決意し、亡くなる際に全財産を美術館財団に託したそうです。作品は彼がかつて住んでいた建物に収められています。
最初に受付をするとスマホサイズのガイド端末の貸し出しもしており、英語で説明を読んだり聞いたりできます。最初に最上階まで上がり降りてみていくスタイルで、上からイスラム美術コレクション、18世紀のヨーロッパ美術コレクション、デンマーク初期近代美術コレクションの3つのセクションに分かれています。
イスラム美術コレクションは、スカンジナビアで最大の保有数を誇り、古典的なイスラム世界のあらゆる芸術作品を所蔵していて、ヨーロッパ美術セクションでは19世紀当時のオリジナルインテリアで展示されており、18世紀の家具や装飾品も含まれています。また、デンマークの近世美術も含まれており、1880〜1950年頃のデンマークアーティストによって制作された絵画、彫刻、陶器などの作品が並んでいます。
こんなに見応えのある美術館が無料なんてデイヴィッド氏に感謝しかありません…!!
The David Collection
https://www.davidmus.dk/
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Thorvaldsens Museum:トーヴァルセン美術館(水曜日)
デンマーク初の公立美術館として、世界的に有名なデンマークの彫刻家、バーテル・トーヴァルセン(1770 -1844)のために建てられたそうです。
中庭を囲むように建築された美術館の館内は、長い廊下にそって沢山の部屋が並んでるような造りになっています。内装が異なる各部屋に、それぞれ彫刻や絵画などのコレクションが並んでいます。
水曜日限定で無料で入場できます。
Thorvaldsens Museum
https://www.thorvaldsensmuseum.dk/
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Københavns Museum:コペンハーゲン市博物館(水曜日)
コペンハーゲンの街の歴史を知れる博物館です。コペンハーゲンの街のパノラマ模型や電子版など所々ユニークな展示の仕方が面白いです。
水曜日限定で入場無料です。
Københavns Museum
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Nikolaj Kunsthal:ニコラスアートギャラリー(水曜日)
歴史ある教会の中にある現代アートギャラリーです。街の中心部ストロイエ通りから1本入ったところに佇んでいます。見た目からは想像つかないほど、中は現代アート空間となっています。展示も期間毎で変わるので、インスタレーションが多いためか、中の景色が行く時々によって180度変わります。また体験型のインスタレーションも過去にいくつもあったので、そういった点も魅力の一つです。
水曜日限定で入場無料です。
Nikolaj Kunsthal, Copenhagen Contemporary Art Center
https://nikolajkunsthal.kk.dk/
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Kunsthal Charlottenborg:シャーロッテンボー宮殿アートギャラリー(水曜日の17時以降)
17世紀に建てられたシャーロッテンボー宮殿に、北欧でも最大級の現代美術の展示スペースです。
Nyhavn(ニューハウン)の中心部にあり、国内外の有名アーティストから新しい視点のアートを展示しています。期間によっては、街の広場などに設置されているオブジェなどとエキシビジョンが連動している時もあるので、サイトを見てから訪れた方がより楽しめるかと思います。
上記の図書館欄で紹介したアートライブラリーのすぐ横にあるので、アートライブラリーに17時までいて、そのまま移動できるので水曜日は一石二鳥で楽しめます。
水曜日の17時以降限定で入場無料です。
Kunsthal Charlottenborg
https://kunsthalcharlottenborg.dk/en/
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Ny Carlsberg Glyptotek:ニューカールスベア(毎月の最終水曜日)
美術館内にはギリシャ・ローマの古代彫刻、ルネッサンス期の彫刻や絵画など、多様なコレクションが並んでいます。館内には美しい室内庭園があり、彫刻と植物が並んでいる風景はなんとも素敵です。
毎月最後の水曜日が無料とありますが、日程変更する場合もあるので事前確認をお忘れなく…!
Ny Carlsberg Glyptotek
https://www.glyptoteket.dk/
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VILLUM Window Collection
少し中心部からは離れたところに位置する窓の美術館です。
17世紀から今日に至るまでの歴史的な窓を約300点収蔵しています。窓の発展に関する技術的、職人的、歴史的に展示してあるそうなので、建築に興味がある方にはもちろんインテリア好きな方にも興味深い美術館だと思います。
ここには私もまだ訪れたことがありませんが、今行きたい場所の一つなので、訪れた際にまた詳細を追記します。
こちらは日時限定などはないのですが、開館日時が限られているので事前チェックをお忘れずなく!
VILLUM Window Collection
http://villumwindowcollection.com/
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SMK FRIDAYS:SMK主催のイベント(年7回、金曜16-22時)
コペンハーゲン中心部から歩いていけるデンマーク国立美術館です。国内最大の美術館で、ルネサンス期のヨーロッパから近代・現代美術まで、多彩な美術品を展示しています。
その美術館主催で年7回の金曜日に行われてる“FRIDAYS”というイベントです。通常120krがこのイベント時は入場無料となり、夕方16時から22時まで美術館内でDJタイムやトークショー、ワークショップなどが開催されています。館内の広場では飲み物や軽食なども販売されています。
このイベントを楽しむのももちろん良いのですが、なんといってもこのイベント開催中は、常設展も無料で開放されているのです。エキシビジョンエリアは閉まっていることが多いのですが、常設だけでもかなりたくさんの絵画やインスタレーションなどがあります。
ムンクやマティス、ルーベンスなど巨匠たちの作品も置いてあるので、ヨーロッパ美術がお好きな方にはもちろん、本物をちらっと見たいという方も気軽に入れるのでお勧めです。また、デンマーク人アーティストの作品が多いのも見どころの一つです。個人的にはシュルレアリスムコーナーがあるのが魅力的です。
日程やイベント内容によっては、外に長蛇の列ができるほど並んでる時もありますので、時間に余裕を持っていくことをお勧めします。
現在Webサイトで発表されているFRIDAYSの日にちは下記です。(2023年5月現在)
・ 5月26日(金) 16:00 - 22:00 ・ 6月16日(金) 16:00 - 22:00 ・ 9月 1日(金) 16:00 - 22:00 ・ 10月6日(金) 16:00 - 22:00
SMK FRIDAYS
https://www.smk.dk/en/article/smk-fridays/
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、無料で入れるコペンハーゲンの美術館をまとめました。また、新たに無料スポットを見つけたら、追加していきます。
この情報で、皆さんの旅や生活に少し楽しみがプラスされたら幸いです。
また、実際行ってみたご感想なども是非コメント欄で共有していただけたら嬉しいです!
それではまた!
コペンハーゲンの公共交通機関についての記事を追加しました。
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コペンハーゲンの公共交通機関ガイド|電車・メトロ・バス徹底解説
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